2023年10月1日に開始されたインボイス制度
反対意見があったりいろいろと話題になってますね・・・
インボイス制度とはどのような制度なんでしょう？
当宿の対応についてもお知らせいたします
はじめに
はじめに言っておきますと、インボイス制度の話は一般の観光のお客様には関係ありません
法人名義でのご宿泊、出張等で領収書を必要とされる方等に関係してくる話になります
会社関係の方はご覧ください
インボイス制度とは
税金の話は専門用語満載なので難しいですよね・・・
ここでは最低限うちの営業に関連する事項を簡単に説明します！
インボイスとは「適格請求書」のことです
インボイス制度は、「インボイス（適格請求書）」を用いて仕入税額控除を受けるための制度です
これまでの請求書は消費税がどれぐらいかかるのか分かりづらいものも多くありました
それが「インボイス（適格請求書）」を登録すると事業者名の横に登録番号が明記され、誰が発行したのかがわかります
消費税額も細かく表示されるようになります
現在、消費税の適用税率が10％と8％とあり複雑になっていますが、その「仕入れの税額」を、正確に伝わる請求書にするわけです
領収書も同じでインボイス登録事業者が登録番号が明記された領収書を発行、受け取った会社側はその消費税分を控除してもらえます
こうしてみると一見消費税の内訳が明確になっていいことみたいですよね(^-^;
でも問題は・・・・・
当宿もそうなんですが、売り上げが1,000万円以下の「免税事業者」はこれまで消費税は免除されてました
しかし、インボイス登録をしてしまうと「免税事業者」から「課税事業者」になってしまいます
今まで免税だった消費税を納付しなければいけないということです
これまで安価な料金設定で経営していたうちのようなゲストハウスが「課税事業者」になってしまうとハッキリ言って経営困難に陥ります
かと言って「免税事業者」のままでインボイス登録をしないと「インボイス（適格請求書）」を発行できないので出張等でご宿泊のお客様の会社は消費税の仕入額控除が受けられなくなります
天草ゲストハウスCHELSEAの対応
インボイス登録するか？今まで通りの免税事業者で営業するか？
そこが問題だ・・・・・・
いろいろと考えましたが結論から言うとインボイス登録はしないことにしました
インボイスを登録するということは今まで価格に入れてなかった消費税を上乗せした価格の値上げをしなければ経営していく事はできません・・・
ゲストハウスは安価な価格設定で宿泊してもらうのが売りの一つです
- お客様の大半が観光のお客様であること(インボイスの影響なし）
- 安易な値上げがもたらす影響が心配なこと（観光客の減少）
- 元々消費税をもらってない低価格設定なこと
- 課税事業者になることによる収入の低下の恐れ
考えた結果、インボイス登録はせずに免税事業者のままで営業し、消費税を上乗せする必要もありませんので料金の値上げは行わないこととします！
出張等のお客様もインボイス登録してる高い宿よりも消費税抜きの免税料金設定の当宿に泊った方がいいのではないかとも思いますので・・・(;^_^A
選ばれるのはお客様ですので判断はお任せいたします
出張等でご宿泊のお客様へ
法人名義でのご宿泊、または出張でのご宿泊の会社員の方は、事前に適格請求書ではない請求書、またはインボイス登録番号未記載の領収書でも良いかどうかを会社にご確認の上、ご予約いただきますようお願いいたします
当日にインボイスの発行が出来ない事を理由にキャンセルされても、こちらとしてはキャンセルポリシーにしたがってキャンセル料をいただきますのでご了承ください
今後も天草ゲストハウスCHELSEAは正当な理由なく値上げはいたしません
今までと変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします
まとめ
- 天草ゲストハウスCHELSEAは「インボイス（適格請求書）」登録は致しません
- 今後も適格請求書発行事業者申請の予定はございません
- 消費税の上乗せによる値上げは致しません
- ビジネスで当宿にご宿泊の際は、ご承知の上ご利用ください
- 観光のお客様はこれまで通り、変わらずご利用いただけます
以上、天草ゲストハウスCHELSEAのインボイス対応をご説明いたしました
今後ともよろしくお願いいたします
